矯正歯科のよくあるご質問
矯正治療の痛み、事前の
虫歯や親知らず等について
Q:虫歯があるのですが、
治してから矯正歯科に
行った方がよいですか?
先に矯正歯科を受診することをお勧めします。
矯正治療をこれから行う患者さまの場合、抜歯をして治療を行う方がいます。もし、虫歯の歯が矯正治療を行う上で抜くことになった場合、治してしまうとその虫歯を治す費用、時間が無駄になってしまいます。
虫歯の治療にとても時間を費やしてしまうと、矯正治療を行う気持ちがトーンダウンしてしまいがちです。タイミングがずれて矯正治療を行えず、数年後になって矯正治療を行うと年齢が高くなり、治療の期間がかかりやすくなります。
虫歯治療も矯正計画の一環。お口の中をそれぞれの先生がそれぞれ独自の考えで治療をしてしまうと、お口のトータルバランスが崩れがちになります。まず、矯正歯科に来院していただき、矯正治療を行う上で必要な処置を一般歯科の先生に矯正歯科医院からお願いすることが良いと思います。
オーケストラの指揮者の役割を矯正歯科の先生が担い、様々な先生に参加してもらい、ハーモニーを作り出すことが大切です。
Q:矯正治療は痛いと
聞いたのですが…
装置をつけた当日から2,3日は、歯がうずいたり、噛むときに鈍い痛みを感じることがあります。この症状は歯が動き始めたときに起こる症状なので、個人差はありますが2,3日で痛みや違和感はおさまります。
Q:差し歯があるのですが、その歯は矯正歯科治療で動かせますか?
差し歯(クラウン)やブリッジがあっても矯正装置で歯を動かすことは可能です。
Q:親知らずは抜いてから矯正歯科医院へ行くべきですか?
そんなことはありません。まずは矯正歯科医院で検査をお受け下さい。抜歯の必要性を含めて診断いたします。
Q:矯正治療は誰でもできますか?
歯周病の方や虫歯が放置されている方は矯正治療ができません。矯正治療の前に歯周病や虫歯の治療を先に行う必要があります。それ以外であれば基本的にどなたでも治療を受けることができます。年齢の上限もなく何歳からでもできます。
矯正歯科の装置について
Q:矯正の装置にはどんな種類が
ありますか?
歯科矯正(歯列矯正)には大きく分けて二つの治療装置があります。
①ワイヤーを使用した固定式の装置と、②ワイヤーを使わない取り外しの出来る装置(マウスピースなど)です。当院では、ワイヤーを使用した矯正治療と、取り外しのできる装置の両方を行なっており、下記の治療方法をご用意しております。
- 表側からの矯正装置(唇側矯正)
- 歯の裏側からの矯正
(目立たない矯正・舌側矯正) - ハーフリンガル
(上顎のみ裏側の矯正歯科治療) - マウスピース矯正
(見えない矯正・インビザライン等) - インプラント矯正
- 歯を抜かない矯正(非抜歯矯正)
- ハイブリッド矯正
(ワイヤーとマウスピースの複合矯正)
※詳しくは各治療内容の紹介ページを
ご参照ください。
Q:装置が外れてしまったら
どうすればいいですか?
夜寝ているときや、食事中にブラケット(矯正装置)が外れてしまうことがあります。外れてしまったときは、すぐにクリニックまでご連絡下さい。ご来院の時には、外れたブラケットをティッシュやハンカチにくるんでお持ち下さい。
インプラント矯正について
Q:矯正用のインプラントを入れる時に痛みや腫れはありますか?
埋め込む本数等によって個人差はありますが、矯正用のインプラントはとても小さいので歯を抜いた時よりも痛みが少ないケースがほとんどです。患者さまによってはほとんど腫れない方もおり、腫れる方でも数日でおさまります。
Q:矯正用インプラントを骨に埋め込むことで副作用はありませんか?
矯正用インプラントで使われる金属はチタンでできています。チタンは身体との親和性が高く、金属アレルギーを起こしません。骨折した時等、整形外科でもよく使われる金属です。
治療中の日常生活について
Q:食事や会話に支障は
ありますか?
装着したばかりの頃は気になるかもしれませんが、すぐに慣れて普通にしゃべったり食べたりできるようになります。心配はいりません。
Q:矯正中に虫歯ができたら
どうなりますか?
矯正の途中でも装置を外して虫歯の治療をしなければなりません。丁寧な歯磨きで、虫歯にならないように注意しましょう。
Q:矯正歯科の治療中、食生活で
気をつけることはありますか?
食べ物によっては、矯正装置につけるゴムに着色してしまいます。
カレーやトマトソースのパスタなどは、控えた方が無難です。それ以外の食べ物でも、 食べた直後に必ずハミガキをすることで、ゴムの変色を抑えることが出来ます。
治療の開始時期・
治療期間について
Q:大人になってからでも
大丈夫ですか?
年齢的な問題・制限はありません。大人の方でも、矯正治療を受けている方はたくさんいらっしゃいます。
Q:治療期間はどのくらいですか?
ご症状や装置などによって、治療期間には個人差がありますが、歯を抜かなければ1年半くらい、歯を抜いた場合は2年程度です(症状によって歯を抜く必要があるケースがあります)。装置がとれた後は保定装置(リテーナー)を2年ほど装着します。
Q:通院はどのくらいの
間隔ですか?
お口の状態によって個人差はありますが、およそ3~4週間に一度の通院頻度になります。装置がとれた後は、経過観察のため数ヶ月に1回お越しいただいております。
矯正歯科治療後の保定装置(リテーナー)について
Q:保定装置はどのくらいつける
必要がありますか?
装置がとれた後の歯は、何もしなければ少しずつ動いてしまいます。動かした歯を支える骨や歯周組織が安定するまで2年くらい保定装置を装着します。当院では2~6ヶ月に一度、経過観察を行います。
矯正歯科の料金・
お支払いについて
Q:矯正歯科の治療料金は
どのくらいかかりますか?
症状によって、また治療内容によって料金は異なります。当院では料金メニューを明確にしておりますので、お気軽におたずねください。治療費用や、お支払方法などについてはご相談ください。
Q:矯正治療に保険は
適用されますか?
基本的には矯正治療は保険が適用されません。外科的矯正が必要と診断された顎変形症や口蓋裂・口唇裂の場合は保険が適用となります。
Q:治療費の分割払いや
ローンは可能ですか?
可能です。当院では、クレジットカードでの分割払いに対応しております。
Q:治療期間が延長された場合、
追加料金を請求されますか?
患者さまによっては診断時に設定した治療期間より多少延長する場合がございますが、それによって基本料金が上がることはございません。