表側矯正
表側矯正とは
歯の表側に装置をつける最もオーソドックスな矯正歯科治療法です。ワイヤー矯正やブラケット矯正とも呼ばれます。小さな四角いブラケットという装置を歯につけて、そこにワイヤーを通します。ワイヤーによる引っ張る力を利用して歯並びを美しく整えていきます。
当院の表側矯正が選ばれる理由
世界基準の矯正テクニック
当院長は、世界で最も有名なサンディエゴの医院にて約2年にわたり矯正歯科治療の研鑽を重ねたキャリアがあります。その技術をもとに実現する「仕上がりの美しさ」。当院には、院長の指導のもと高度な矯正テクニックを習得した優秀なドクターが多数在籍し、世界基準の矯正歯科治療をご提供しています。
医院として常に高いレベルを維持し、全ての患者さまに最高の医療をご提供できる。それが多くの患者さまからのご支持につながり、近年は特に当医院での表側矯正のご相談が増えています。
目立たない表側矯正
青山外苑矯正歯科では開院以来、「目立たない矯正装置」にこだわり続けています。それは、患者さまの想いにお応えする為です。表側の矯正装置は治療期間が舌側矯正より短く、費用も抑えられるので患者さまにもメリットの多い治療方法です。
しかし、歯列矯正というと“金属のギラギラした装置”という印象を持たれている方は多く、そのイメージから、透明な装置や歯の色に近い装置でもやはり目立つのではないかと思う方がたくさんいらっしゃいます。 「オパール・エイベックス」という表側の歯列矯正装置を付けた口元の写真です。装置はほぼ見えず、ホワイトコートされたワイヤーが見える程度です。人と対面で話した時の距離(50cm~1.5m)では装置をつけていることに気づく人はあまりいません。実際に装置を付けた人の中には、ご自身で洗面台の鏡を見る距離(30cm~50cm)でもほとんど分からないとおっしゃる方もいます。
装置や治療法の
バリエーションも豊富
歯科技術や装置は日々進歩を遂げています。当院では患者さまのニーズにお応えできるよう、最新の装置もいち早く取り入れる努力をしています。目立ちにくいのはもちろん、通常より治療期間を短縮しつつ美しく仕上がるもの、痛みや体への負担が少ないものなど。
また、より精度の高い効率的な治療を実現するIDBシステム(インダイレクトボンディングシステム=間接接着法)、大切な歯を守るために接着剤を使用しない技法や、矯正期間中の虫歯を予防するガラスコーティングを利用した方法など、様々な治療システムを導入しています。患者さまの症状やご要望に合わせてピッタリの装置、治療法をご提案いたします。
当院の表側矯正の種類・
装置の特徴
エイベックスCX
セラミックブラケット
青山外苑矯正歯科では、より進化を遂げた矯正装置『Avex CX』という矯正装置を導入しています。素材は歯の色になじみやすいセラミックを使用しています。
エイベックスCX
セラミックブラケットの特徴
- より理想的な歯のアーチに近づけるこの装置の優れた点は、セラミックを成型する際にCAD/CAM(キャドカム)というコンピュータ制御による製造方法を採用していることです。5ミリに満たない小さく複雑な形をしたブラケット(矯正装置)を精巧に作ることが可能となりました。それによりブラケットの両端(遠心と近心)にかかる摩擦抵抗を軽減し、より理想的な歯のアーチへと近づけることが出来ます。
- 目立ちにくい透明性のあるセラミック素材のブラケットなので歯の色になじみ、目立ちません。
クリアティ™ アドバンス
クリアティ™ アドバンスは、セラミック素材の表側矯正用ブラケットです。従来のセラミックブラケットに比べて細かい粒子で構成されており、強度と審美性の両方を兼ね備えた新しい矯正装置です。
クリアティ™ アドバンスの特徴
- 快適な装着感従来の装置より小型化・薄型化されているので、口腔内での咬合干渉や違和感が軽減。パフォーマンスと美しさを融合した矯正ブラケットと言えます。
- 着色しにくい細かい粒子のセラミック素材を使用しており、食べ物の色が付きにくく、清潔感を維持できます。
- 目立ちにくい透明性のあるセラミック素材のブラケットなので歯の色になじみ、目立ちません。
デーモンクリア-
デーモンシステムの新しい装置
摩擦抵抗の少ないデーモンシステムに、セラミック製のデーモンクリア。デーモンシステムシリーズの最大の特徴である摩擦抵抗の少なさ(歯の動きが早い)に加えて、歯の色に近いセラミックを使用した審美性の高い装置です。
デーモンシステムの特徴
- 治療期間が短いブラケットとワイヤーの摩擦が少ないため、歯の移動スピードが速く、治療期間が短縮されます。
- 痛みが少ないブラケットとワイヤーの摩擦が少ないため、弱い矯正力で済み、痛みも軽減されます。
- 通院回数が少ない通常は1ヶ月に1回は調整のため通院が必要ですが、デーモンシステムの場合、1ヶ月半~2ヶ月に1回の通院で済みます。
- 非抜歯矯正(歯を抜かない
矯正歯科治療)の可能性が広がる矯正歯科治療では、歯を抜く必要があるケースが多いですが、デーモンシステムの場合は非抜歯の可能性が広がります。 - 目立ちにくい透明性のあるセラミック素材のブラケットなので歯の色になじみ、目立ちません。
なぜ弱い力の方が歯の動きが早い?
従来の装置では、ブラケットとワイヤーを一本一本固定していたため摩擦抵抗が生じ、より強い力をかけないと歯が動きませんでした。
デーモンシステムは、従来の装置より摩擦抵抗が少ないため、弱い力で歯を動かすことができます。さらに、歯周組織に流れる血液の流れを圧迫しない程度のごく弱い矯正力なので、歯を動かすのに必要な栄養が歯周組織に十分に行き渡り、歯の移動がスピーディなのです。
クリアティ™ SL
クリアティ™ SLは、3M Unitek社製のセルフ・ライゲーションタイプの矯正歯科装置です。セルフ・ライゲーションとは、摩擦抵抗の少ない(歯の動きが早い)矯正歯科装置のことで、ブラケットにスライド構造が組み込まれています。このスライド構造でワイヤーを抑えるので、従来の装置と比べてブラケットとワイヤーの間に摩擦抵抗が少なく、弱い矯正力で歯を効率的に動かすことができます。
クリアティ™ SLの特徴
- 治療期間が短い従来の表側矯正より歯の移動が早いので治療期間が短縮されます。
- 痛みが少ない弱い力で歯を動かすことが出来るので、歯が動く時の痛みが軽減されます。
- 通院回数が少ない従来のシステムでは4週間に1回の通院が必要でしたが、クリアティの場合は6週間に1回の通院で済みます。
- 目立ちにくいセルフライゲーションシステムでありながら、装置が透明なタイプなので装置が目立ちません。
セルフライゲーションについて
歯につけるブラケットとワイヤーを固定するために、従来はO-リングや結紮(けっさつ)線などを使用していました。別々の器具を安定させるためには摩擦が必要となります。この摩擦が歯の効率的な移動の妨げとなっていました。
セルフライゲーションシステムでは、ブラケットにシャッター構造を導入しています。ワイヤーをこのシャッター部分に通すことで従来より摩擦抵抗の少ない装置が誕生しました。弱い力で歯が動くので、矯正による歯の痛みが少なく、治療期間も短縮されるというメリットがあります。
ジルコニア・ブラケット
ジルコニア・セラミックス・ブラケット(ジルブラ)は、ジルコニア製のブラケットです。人工ダイヤモンドとも称されるジルコニアは金属と同等の強度を持ち、セラミックスと同等の生体親和性・審美性をもつ優れた材質です。金属の目立つ装置を気にされている方に最適な矯正歯科装置です。
ジルコニアの特徴
- 高い強度と長期安定性ジルブラに使用されているジルコニアは、曲げ強度が1200MPa、弾性係数200GPaと高く、長期安定性に優れています。
- 虫歯や歯周病になりにくい酸化ジルコニウムは表面性状が非常に滑らかなため、細菌の付着が少なく、口腔内の衛生保持にも優れています。
- 目立ちにくいジルコニア本来の色により、天然歯に近い審美性が得られます。