舌側矯正

舌側矯正／ハーフリンガルとは

舌側矯正（舌側矯正）とは

矯正歯科治療をためらっていた方のご意見の多くは『笑ったときに矯正器具が目立つことが嫌だった』というものでした。たしかに接客をする機会や容姿が気になる年頃の方、芸能活動をされる方には一年以上も矯正器具をつけ続けるのはかなり勇気がいることかもしれません。

他人の視線を気にしなくてもいい。それが目立たない矯正の最大の特徴

舌側矯正は、「歯列矯正中であることを周囲に気づかれたくない」という患者さまのご要望に応える矯正法の一つです。表側矯正よりやや費用がかかり、一回の治療時間が若干長くなりますが、歯の裏側に装置をつけることで、外から見ても目立たない状態で歯並びを整えていきます。
また、歯の裏側はエナメル質が厚く、さらに絶えず唾液で湿っています。唾液には、虫歯の原因となる細菌が作り出す酸を中性にする働き（唾液の緩衝作用）があることから、裏側の矯正は比較的虫歯になりにくい矯正治療法と言えます。

ハーフリンガルとは

笑ったときに上の歯しか見えない方におすすめなのが「ハーフリンガル」。ハーフリンガルは、上顎を舌側矯正（舌側矯正）、下顎を表側矯正で治療する方法です。笑ったときに上の歯しか見えない方（スマイルラインが高めの方）におすすめです。上下とも舌側矯正（舌側矯正）よりリーズナブルで、近年人気の矯正歯科治療です。当院では、下顎の表側矯正は透明な装置を使用していますので、下顎もあまり目立ちません。

当院の舌側矯正の特徴

矯正をよりシンプルに、
より短期間で

青山外苑矯正歯科は開業時から舌側矯正を行なっています。ストレートワイヤー(L.S.W)法をはじめ新たな矯正技術をいち早く導入しており、治療実績も豊富です。患者さまにとってより快適な矯正歯科治療へとつなげています。

ストレートワイヤー(L.S.W)法
について

従来の舌側矯正と表側矯正の
ワイヤーの違い

矯正歯科治療というものは、歯の表側をきれいに並べるものです。
表側矯正の場合、歯の表側に矯正器具を付けてワイヤーをセットします。このワイヤーは、折り曲げていないプレーンな形状をしており、このワイヤーにより良好な歯列になっていきます。
歯の裏側に矯正器具を装着する場合も、表側矯正と同様に歯の表側をきれいに並べることを治療目標としますが、舌側矯正の場合、装置を歯の裏側につけながら歯の表側を揃えなくてはなりません。
歯にはそれぞれの歯種(犬歯、大臼歯等)があり、それぞれに歯の厚みが異なります。その厚みの違いを考慮しながらワイヤーをセットしなければなりません。つまり、厚みのある分だけワイヤーを内側に曲げることになります。(ワイヤーインセット)

従来法によるワイヤーの問題点

従来の舌側矯正は、マッシュルームアーチまたはクリスマスツリーアーチといわれる（細かに折れ曲がっている）ワイヤーが主流でした。ところが、この形態のワイヤーではいくつかの問題点が出てきました。
歯並びをきれいに動かしていくには、治療経過に合わせて最適なワイヤーのサイズ・材質を変えていく必要があります。歯が少し動くたびに、ワイヤーを取り替えるのですが、舌側矯正は歯の厚みに合わせて内側に折り曲げます。折り曲げる位置や角度は患者さまにより異なるので、患者さま一人ひとりのオーダーメイドのワイヤーが必要になるのです。
ワイヤーを新しくするたびにインセット(内側に折り曲げること)の量が微妙に異なってしまい、それが小臼歯のかみ合わせの悪さ、歯が余計に揺れるなどの問題点を生じさせます。
また、患者さまにとってお口の内側のワイヤーがくねくねと折れ曲がっていると、カーブの部分が舌にあたって痛いということもあります。
さらに、ワイヤーを曲げる必要のない表側矯正に比べ、舌側矯正の場合はワイヤーの曲げの誤差を修正するための治療時間(チェアタイム)もかかりやすくなってしまいます。

ストレートワイヤーで得られる
メリット

従来の舌側矯正のワイヤーの欠点を改善し、表側矯正の様なまっすぐなワイヤーにしたらどうでしょう。まっすぐなワイヤーは、大きく曲げる必要がないのでドクターによる治療の誤差が無くなります。誤差がなくなれば、治療の無駄がなくなるのでより短期の治療が見込めます。このように裏側からの治療をよりシンプルにすることで、患者さまにとってより快適な矯正歯科治療をご提供しています。

当院の舌側矯正の種類・
装置の特徴

ALIASブラケット

ALIAS（アリアス）は、舌側矯正のための新しいブラケットです。アリアスは、舌側矯正、セルフライゲーションシステム、ストレートリンガルワイヤー法という優れた3つの特徴がありますが、反面、3つ全ての治療法に経験のある矯正医でないと良い治療にならないという問題があります。
当院は、セルフライゲーションシステムとストレートリンガルワイヤー法についても豊富な治療実績がございます。舌側矯正やハーフリンガルをご検討の方は、お気軽に当院の無料カウンセリングをご利用ください。

アリアスの主な特徴

違和感が少なく治療期間も短い

装置が小さいので違和感が少なく、発音しにくさも軽減されました。また、より細かいコントロールが可能となるので、治療期間を短縮させることが可能となりました。

痛みが少ない

アリアスは、開閉式のブラケット構造になっています。開閉式ブラケット（セルフライゲーションシステム）では、ワイヤーを結紮（極細のワイヤーで結んだり、ゴムで留める方法）する必要がありません。結紮タイプのブラケットより摩擦抵抗が少ないため、弱い矯正力で効果的に歯を動かすことができます。

チェアタイムが短い

従来のワイヤー法では、より細かな調整が必要だったため、舌側矯正の治療時間（チェアタイム）は、表側矯正やマウスピース矯正より長くなる傾向にありました。当院で行なっているストレートリンガルワイヤー法では、ワイヤーを曲げる必要がないのでチェアタイムが従来の裏側装置より短くなり、治療時の患者さまの負担を軽減できます。

より正確に歯を移動

アリアスでは、ワイヤーを通す部分（スロット）の形状が、ワイヤーにフィットするスクエア（正方形）になっています。従来製品ではスロットは長方形になっていたので、ワイヤーを通すとスロットとワイヤーの間にわずかな隙間ができていました。スクエア形状になったことで、より正確に矯正治療のコントロールが可能となりました。

STb舌側矯正

STbライトリンガルシステムは、ブラケットのサイズが従来のブラケットよりも薄くて小さい舌側矯正（舌側矯正）用のブラケットです。
舌側矯正は歯の裏側につける矯正歯科治療なので、歯列矯正をしていることが気づかれないのがメリットでしたが、その反面、慣れるまで発音しにくいというデメリットがありました。
STb舌側矯正は装置が見えず発音しづらさもないので、接客業など人前に出て話すことの多い方にお勧めの矯正歯科治療です。

STb舌側矯正の特徴

装置が目立たない

舌側矯正の最大のメリットは、装置が見えないことです。歯の裏側に矯正装置（ブラケット）を装着するので、他の人に矯正歯科治療をしていることが気づかれません。接客業や芸能関係の方に人気の装置です。

装置の違和感が少ない

舌側矯正の違和感を大幅に改善するため大きさを従来の装置の約半分にしています。さらに、ブラケットの構造を丸みを帯びたデザインにしているので、話しにくさや食事のしにくさが軽減されました。

治療期間が短い

ブラケットが小さいので、装置と装置の間の距離が広くなりました。そのため、ワイヤーの弾性を効果的に利用することが可能です。つまり、STbライトリンガルシステムは、弱い矯正力で効率よく歯を移動することができるのです。

歯磨きしやすい

装置が薄くて丸みを帯びているので、従来の装置より歯磨きしやすくなりました。

ハーフリンガル

ハーフリンガルは、上顎を舌側矯正、下顎を表側矯正で治療する方法です。
笑ったときに上の歯しか見えない方（スマイルラインが高めの方）におすすめです。上下とも舌側矯正（舌側矯正）よりリーズナブルで、近年人気の矯正歯科治療です。
当院では、下顎の表側矯正は透明な装置を使用していますので、下顎もあまり目立ちません。

ハーフリンガルの特徴

装置が目立たない
発音・食事への影響が少ない
上下顎リンガルブラケットに比べリーズナブル

※笑った時や話す時に下の歯が見えやすい方は装置が見える場合があります