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矯正歯科について

最高の矯正治療を
お届けするために

最高の矯正治療をお届けするために

青山外苑矯正歯科では、一人ひとりの患者さまにあわせた最高の医療ご提供するために、矯正治療に対する不安や疑問点などを事前にしっかりと解消できるよう努め、心からの納得と安心の上で治療に進んで頂くことを大事にしています。

ここでは、患者さまに矯正治療についてご理解を深めるきっかけになればと考え、矯正装置によって「歯が動く仕組み」や、矯正治療と「見かけだけ治す歯科治療との違い」について詳しくご紹介しています。

このページが少しでも患者さまのより良い医療の選択へと役立て頂ければ幸いです。

歯が動く仕組みについて

歯が動く仕組みについて

なぜ矯正装置で歯が動く?

本来動くはずのない歯が動くことについて、不思議に思われる方もいらっしゃるかと思います。実は歯の動きには「骨の代謝」が大きく関係しています。

例えば、歯を右側に動かしたいとき、歯は矯正器具で右に力がかかります。すると右側の歯を支えている骨が溶けるのです。そして、左側の支えている骨が作られていくのです。結果として右の支えている骨が溶け、一方で左の支えている骨が作られることによって、歯の入っている穴は右側に動くのです。

歯列矯正が6ヶ月で終わらない理由

このように歯が1ヶ月に動く量は0.3mmといわれています。それに対して、患者さまのでこぼこの量は平均4.0mmです。1本動かすだけでも1年以上かかります。

また、でこぼこの量が多い患者さまも短期で治療を終える可能性があるとすれば、それは外科的な施術をしています。施術内容としては、通常は麻酔をかけて、全ての歯の間に切り込みを入れています。この方法に疑問を持つ矯正専門医は少なくないのが現状です。

いずれにしても、楽な方法ですばらしい人生は得られないのは矯正だけでなくすべての人生観に通じるのではないでしょうか。アメリカをはじめとする世界各国の矯正歯科治療において、短期で終わる治療がほとんどなされていないのはそれなりに理由があるのです。

イラストで見る
矯正歯科で歯が動く仕組み

  1. 歯の基本構造 歯肉の中には歯槽骨という歯を支えるための骨があります。歯槽骨と歯根の間にある繊維状の組織が歯根膜です。歯根膜は歯にかかる衝撃を和らげるクッションの働きをしています。 歯の基本構造
  2. 矯正装置の装着 矯正装置を取り付けました。動かしたい方向へ弱い力がかかり始めます。この力は、歯を支える歯根膜に伝わり、歯根膜が伸縮します。 矯正装置の装着
  3. 歯の動きはじめ 矯正装置によって歯や歯の周りの組織に恒常的に力がかかると【骨芽細胞】と【破骨細胞】が働き始めます。骨芽細胞は、繊維がつっぱっている部分で新しく骨を作ります。一方、破骨細胞は、繊維がつまっている部分の周りにある歯槽骨を食べ始めます。 歯の動きはじめ
  4. 歯の移動 【骨芽細胞】と【破骨細胞】の働きによって、歯根膜の繊維のバランスが平均化されました。これを繰り返すことで、歯が動くのです。当院では、歯が動く仕組みや歯並びに適した矯正装置・治療計画についても、初診カウンセリングでより詳しくご説明をしております。 歯の移動

見かけだけ治す治療との
違い

見かけだけ治す治療との違い

見かけだけ治す治療とは?

上記で解説したように、矯正歯科治療は骨の代謝の働きを利用して安全に確実に歯並びを整える治療法です。しかし世の中には「歯並びをすぐに(1日〜数週間で)キレイにできる」として、見かけだけ治す治療=不適切なさし歯(被せ物)によって歯並びを治す方法があります。

矯正歯科治療の場合

矯正歯科治療では、歯の周りの組織が持っている機能を利用することで歯(歯冠と歯根)をゆっくりと動かします。そのため、健康な歯を削ったり、神経を取ることなく歯並びを美しくします。治療後、噛む力がまっすぐに歯根に伝わるので、歯に負担がかかりません。

見かけだけ治す治療の場合

不適切なさし歯によって歯並びを治す事と矯正歯科治療の違い

ここでは、わかりやすく解説をするために出っ歯さんを例にとりましょう。

『あの~…出っ歯を治したいのですが可能でしょうか?』 
『短期間で治せるさし歯という夢のような方法があります。』

Bさんの治療が始まりました。上の前歯6本すべてに麻酔注射がかけられました。

『痛くないですね~』

とある歯医者さんは麻酔がかかっていることを確認して一気に6本すべての歯の頭を切り落としました。Bさんは恐る恐る舌で上の前歯を触ってみました。そこにはあったはずの自分の歯がありませんでした。

次に、とある歯医者さんは穴の開いた歯に針を差し込んで今まで生きていた神経や血管を根こそぎ取り出しました。そこに今まで神経と血管がいた穴にかわりに樹脂を詰め込んでいきました。Bさんは後日また、とある歯科医院で治療をうけました。

『今日は前歯すべてに土台をいれましょう』

とある歯医者さんは樹脂の詰まった穴に金属の杭を差し込み接着剤で固定しました。Bさんは先生のいなくなった隙に鏡で前歯を覗いてみました。すると前歯はロボットのように金属でギラギラでした。

やがてその上に陶器でできたかぶせ物を接着しました。Bさんは新しくなった歯をみてご機嫌!!先生に感謝して帰りました。

~それから5年後~

Bさんが食事をしていてお肉にかぶりついたとたん!ぱきっ!と不気味な音が前歯からしました。
なにやら嫌な予感がしたので、おそるおそる前歯を触ると前歯はグラグラ。噛んでいる力の方向と前歯の根の方向が違うことによる根のひび割れが発生したことが原因でした。前歯の根も血管がなくなって弱くなったのでしょう。

~それからさらに10年後~

Bさんは最近自分の笑顔があまり爽やかでなくなったと思っていました。よくよく鏡をみると上の前歯の歯ぐきが少し退縮してさし歯と歯の付け根の境目が見えているではないですか。しかも歯ぐきの境目には黒い線が刺青の様にみえていました。これだっ!Bさんは久しぶりに、とある歯科医院を訪れました。

『あ~これは抜かなければだめな歯がありますね~あなたのメンテナンスが悪いからですよ!残った前歯はやりかえなければだめです。一本12万円です。』

将来もずっと幸せでいられる選択を

矯正歯科治療は治療期間がかり、治療後3日間は痛みも多少あります。食べ物の制約もあり決して楽な治療とはいえません。しかし人生100年時代と言われるいま。いつまでも自分の歯で健やかに噛めること。そして、歳をかさねてもさわやかな笑顔がある。そこに矯正歯科治療は少なからず大きな役割を果たすと思います。

イラストで見る、
見かけだけ治す治療方法

  1. 歯の構造 歯の中に神経と血管が通っています。血管は歯の組織に栄養を送る働きをしています。 歯の構造
  2. 見かけだけ治す治療では、見える部分だけ歯並びを揃えるために虫歯がなくとも歯根を残し削ってしまいます。 見かけだけ治す治療
  3. 歯の中を通っている神経と血管を取り除いてしまいます。この時点で失活歯(神経の死んだ歯)となります。 失活歯(神経の死んだ歯)
  4. 差し歯の土台作成 削った歯の替わりに差し歯を作成します。 差し歯の土台作成
  5. 差し歯の作成 土台の上に白い歯をつけます。 差し歯の作成
  6. 歯根の破折 歯根と差し歯の方向が垂直ではないため、歯根に無理な負担がかかり割れてしまいます。歯に栄養が届かない失活歯なので、もろく割れやすいのです。 歯根の破折
  7. ブラックライン 年をとると歯ぐき(歯肉)のラインが退縮し、上にあがり差し歯のつなぎめ(ブラックライン)が見えてきます。 ブラックライン

歯並びの治療で
迷っておられる患者さまへ

歯並びの治療で迷っておられる患者さまへ

歯科の治療方法は一つではありませんが、安易に見かけだけの治療を行なってしまうと、その結果は5年、10年先の将来の自分にあらわれます。

また、矯正歯科治療を専門とする医院にもそれぞれの専門性があり、対応できる装置や治療テクニックも異なります。虫歯治療であればすぐに病院を変えることもできますが、矯正治療はたやすく転医できません。是非きちんとした病院で治療を受けてください。

矯正治療を検討されている患者さまには、事前に複数の医院でカウンセリングをしてから納得できるところを決められる方も多くいらっしゃいます。当院でも無料カウンセリングに対応しております。ご自身の最高の笑顔のために、ぜひお気軽にご活用ください。

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